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革はお幾ら?姫路レザーの価格は面積で決まる

革の価格は面積で決まる

革ってどのくらいの大きさでどのくらいの値段?

革の価格はデシ(DS)という10cm四方の面積単位で大きさが評価され1デシ単位の価格で値段が決まります。

レザークラフト専門店では、大きいサイズなら半頭分の半裁からA4など用途に合わせたサイズが取り揃えられています。

姫路レザーの価格を決める面積の単位「デシ(DS)」

「革って幾らくらいするの?」革好きな人やレザークラフトに関心がある人から、よく質問されることがあります。

レザークラフトの専門店などに行くと、A4やB5などサイズ別に色や質感、厚みなど様々な革が取り揃えられています。

ヌメ革など重量で取引される革もありますが、多くの革は面積あたり◯◯円で取引されます。

デシと呼ばれる独特の単位があり、その単位で塗装や薬剤仕上げの工賃、店頭での価格も決まります。

重量でなく面積で価値が決まる姫路レザー

レザークラフトで革素材を買い求めると、A4やA3などサイズ毎に一枚あたりの単価が設定されています。

同じサイズでもシュリンクやオイルレザーなど仕上げの種類によって価格が異なります。

姫路レザーを含め多くの革はデシ(DS)という面積単位で評価され、その価格が定まります。

革の面積の単位は10cm × 10cmの「デシ(DS)」

革の面積を評価する単位は「デシ(DS)」といい、10cm × 10cmの正方形を基準とします。

A4サイズ(縦29.7cm、横21cm)を例にすると、2.97 × 2.1 = 6.237で約6デシとなります。

価格はそれぞれの仕上げによって1デシあたりの単価が設定されるので、1デシ=200円の設定だとA4で約1,250円となります。

デシは1/10の単位を表す言葉

デシは1/10を意味します。身近な例だと1リットル=10デシリットルですね。

ちなみに、1m=100cmの「センチメートル(cm)」の「c」は1/100を意味します。

ということは、「dm」は1mの1/10、つまり10cmを表すことになります。

デシ(DS)の「S」は「正方形」「二乗」を意味する「Square」の略で、面積を表すc㎡やd㎡などに使われます。

そのため、デシを基準とする革の面積は1dm(10cm)× 1dm(10cm)= 1d㎡となります。

デシ以前は「坪」で面積を評価

デシ(DS)が採用されたのは、日本でメートル法が施行された1959年(昭和34年)です。意外と最近ですね。

それまでは、尺貫法で土地の広さにも使われている「坪」が採用されていました。

1尺四方(30.3cm)が1坪と定められていたそうで、デシに換算すると30.3cm × 30.3cm = 9.18DSになります。

そのため、革の面積を計測する計量機は「坪入れ機」と呼ばれることもあります。

革の面積を測る計量機

計量シール(イメージ)

革の価格は面積単位となるため、計測された数値の信頼性が求められます。

革の面積を計測する機械を計量機といいますが、機械を所有する業者(タンナー)は、全日本皮革計量協会という協会の認定を受ける必要があります。

認定を受けた業者で計測された革の裏側には、計測面積と業者のマーク、認定番号の入ったシールが貼られています。

ちなみに、革の製造工程は多岐にわたるため、それぞれの工程を専門的に扱う業者も多く存在します。

革の面積を計測する計量専門のタンナーもあり、業者間の分業・連携も行われています。

計量サイズの基本「半裁」とは

計量は、革の半裁を一枚ずつ計量機にかけて計測されます。

半裁とは、一頭分の革を背中の中心線で切り分けたものの一枚で、大きいものでは横2m、縦1m相当のサイズになります。

1頭分の革は丸革といい、半裁は1頭から2枚作られます。

丸革は非常に大きく、水を大量に使う革の製造工程では重量も増し、作業が大変になります。

そのため、背割りといわれる初期の製造工程で半裁として処理されます。

一般的に取引・買い求められる革の最大サイズは半裁であり、価格はデシあたりの料金 × 計量での測定値になります。

計量前に使えない部分をトリミング「縁裁ち」

計量を行う前に半裁革をチェックし、バッグや靴などに使いにくい部分は事前にトリミングします。

革の端(縁)のトリミングは、「縁裁ち」と言われる作業です。

縁裁ちにより少しでも革の歩留まりを高め、コストを抑えます。

計量を終えた革には、それぞれ裏面に計量業者のマークの入ったデシ数(計測面積)のシールが貼り付けられます。

デシ数は牛や豚など革の種類によって異なります。

牛革(半裁)の場合、250デシを超えると比較的大きい革として扱われます。

革の街、高木では革の大きさを「まわる」と表現することがあります。

おそらく、計量機のメーターに表示される数値の状態を指しているのだと思います。

「この革、大きいなぁ」「250(デシ)まわってるで!」みたいな感じです。

デシは使わない?海外で使用される単位

1959年に採用された革の面積単位デシ(DS)ですが、世界共通の国際基準ではないようです。

例えば、アメリカやイギリスではメートル法でなく、ヤード法のフィート(feet)が基準になっています。

そのためデシ(DS)ではなく、スクエアフィート(sqf)となっています。

1フィートは30.48cmなので、1スクエアフィート(sqf)= 30.48cm × 30.48cmです。

デシに換算すると9.29DSになります。

またメートル法でもデシでなく、そのまま面積単位の㎡で表記したりするなど、それぞれのお国事情や文化などが反映されているようです。

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