通勤や通学、ビジネスなどで毎日使うお気に入りのバッグ。
ふと見ると、目に付くのはバッグの中に溜まったゴミやホコリ。
放置しておくと湿気などの影響でシミや汚れの原因になりかねません。
外観が素敵なバッグでも、内側の汚れが目立つと印象が悪くなります。
外側だけでなくバッグの内側も清潔に保つことが本当のおしゃれです。
今回は、短時間で簡単に手入れできるバッグのお掃除方法をご紹介します。
革のバッグ特有の「革くず」
バッグのお掃除で革素材特有の問題があるとすれば、それが「革くず」です。
ホコリやゴミは、荷物の出し入れや静電気などで付着します。
革くずとは、なめし処理を施した皮革の裏面に現れる毛羽立ちやほころび、繊維くずのことです。
ハンカチやタオルに付着しやすく、取り除くのに手間がかかります。
非常に小さい粒状の革くずは、ノートPCやスマートフォンなどの精密機器の内部に入り込むこともあります。
革のバッグには裏地がないものもありますが、トコノールなどの薬剤で毛羽立ちやコバ（革素材の断面・側面）の綻びを抑えて処理しています。
長期間使用しているうちに薬剤処理部分が削れ、革くずが発生することがありますが、最も目立つのはバッグの完成時です。
素材の裁断や縫製を行う作業所では、革や裏地のくずなどが発生し、それらが付着しやすい環境です。
moeでは、出荷前にバッグ内側の掃除も行っています。
バッグのホコリ取りにおすすめのミトングローブ
おすすめするのは、お掃除用のミトングローブです。
ミトングローブとは、親指以外の指が一つになった手袋で、スキーやスノボなど冬場のレジャーでよく見かけます。
お掃除用のミトングローブは、エアコンやブラインド、電源ケーブルなど、スペースが狭くて掃除機で扱いにくい場所のホコリ取りに便利です。
ミトングローブで指を隙間に差し込み、ホコリを拭き取ることができます。
グローブ全体が毛羽立っており、手の甲や手のひらの両面でしっかり使えます。
100均ショップなどで購入できるお掃除用ミトングローブは、素手の感覚で触れるだけでホコリが取れる、手軽で便利なお掃除アイテムです。
バッグのホコリ取り掃除の手順
実際にお掃除用ミトングローブを使って、バッグのホコリを取り除いていきます。
ミトングローブで全体を掃除して、粘着のあるガムテープやコロコロで仕上げ。
全体で10分もあればバッグの中がきれいになります。
1. バッグの中身を取り出して空にする
バッグの中に入っているものを全て取り出し、空にします。
ペンや小銭など、ポケットに入れっぱなしのものがあれば、この機会に断捨離しましょう。
2. バッグの内側をひっくり返す
厚みがあったり、硬い素材の場合は難しいですが、バッグをひっくり返して裏表を逆にします。
裏地のあるバッグでホコリや汚れがひどい場合は、必須の作業です。
普段目にしないところや手が届きにくい部分のホコリや汚れを確認でき、掃除がしやすくなります。
3. ミトングローブでバッグの内側のホコリを拭き取る
お掃除用ミトングローブを使ってホコリを拭き取ります。
ポケットなどは指を内側に入れて、手のひらや甲の両面を使えば素早く処理できます。
4. ホコリが残っていないかチェックして仕上げ
ミトングローブでホコリを拭き取った後、再度確認しましょう。
ミトングローブ自身の繊維くずなどが付着している場合があります。
仕上げにガムテープやコロコロなどの粘着クリーナーを使います。
角の部分や取り残し部分には、粘着クリーナーを軽く押し当てるだけでOKです。
バッグの中を清潔に保つポイント
通勤や通学、ビジネスで毎日使っていると、どうしてもバッグの内側にはホコリや汚れが溜まってきます。
週に一回のペースでこまめに掃除できれば理想ですが、忙しくてなかなか難しいものです。
バッグの使い方を工夫して、普段から清潔を保てるよう心掛けましょう。
バッグの中がきれいだと、気持ちよく使え、長持ちすることにも繋がります。
サイズ違いのポーチや小物入れを活用して整理整頓
大小異なる荷物が多い方には、ポーチなどの小物入れを活用することをおすすめします。
筆記用具や小銭、化粧品、常備薬などを用途やサイズ別に分けると、バッグの中も整理しやすくなり、出し入れの回数が減ることでホコリも少なくなります。
ハンカチやタオルなど、表面が毛羽立つものは繊維くずが出やすいため、整理整頓に役立ちます。
入れっぱなしでOK？のお掃除ボール
バッグに入れておくだけでホコリやゴミを取ってくれる、最近話題のお掃除ボール。
ゴルフボールより少し小さいサイズで、表面は粘着性があります。
持ち運ぶ中でボールが転がり、バッグの中をきれいにしてくれる超便利なアイテムです。
付着したゴミを洗い流せば何度でも使えるので、他の荷物の邪魔にもならず、バッグの底に入れておけば便利です。
