トートバッグは私たちに最も身近なバッグのひとつです。
使い勝手もよく、さまざまなトートバッグが存在しています。
最近ではノートPCやタブレットを持ち回るPCバッグ機能を持ったビジネストートといわれるビジネスバッグタイプのトートバッグも注目されるようになりました。
ビジネスバッグとして活用するなら革のトートバッグはおすすめです。
革は丈夫で長持ちするだけでなく、素材そのものに存在感と品格が感じられます。
革は、持つ人のプロフェッショナルな雰囲気を演出してくれるおしゃれで人を引きつける魅力的な素材です。
ビジネスやカジュアルで人気のトートバッグ
トートバッグ(totebag)は大きさやデザインなどさまざまなものが存在します。
機能もシンプルでバッグの内側は仕切りがなく、ざっくり荷物が入ってラフな感じで使えるのが特長です。
バッグの形式も肩掛けのショルダー方式の他、手提げ式や持ち手とは別に斜めがけができるショルダーストラップ付きなど、2Way、3Wayスタイルのさまざまなタイプのトートバッグが存在しています。
シンプルなデザインで男女兼用で使えるのも人気の一つ。サイズや用途別に複数のトートバッグを使い分ける人もいます。
いずれの大きさでもトートバッグはたくさんものが入り、使い勝手のよいイメージがあります。
このように、トートバッグは便利で使う人を選ばないので最近では通勤や通学用バッグとしても使われ、学生やビジネスマン、主婦など幅広い層から受け入れられている最もポピュラーなバッグです。
シンプルなトートバッグなら、熟練のかばん職人であれば一日で2〜3個は制作できます。
レザークラフトでも革のトートバッグは教材やお手本として取り扱うケースも多く、素材の型取りや切り抜きに使われる型紙付きの書籍も販売されるなど初心者向けや入門編として扱われています。
トートバッグは基本中の基本。まさにバッグの定番といえるでしょう。
トートとは「運ぶこと」。始まりはアウトドア用のバッグから
トート(tote)とは、アメリカの俗語で「運ぶこと」を意味します。
もともとはアウトドア用でキャンプやその他の場面で、水や氷を持ち運ぶことを主な目的として開発されました。
電気冷蔵庫のない時代では食品の低温保存のために大きな氷を使い、それを運ぶために頑丈なバッグが必要でした。
そのため、丈夫なキャンバス地を使用して外気を遮断し氷が融けにくく、水がこぼれにくい工夫がこらされました。
このようにして、トートバッグはアウトドア指向の男性の愛用品となり、氷以外にもあらゆる重いものを運ぶことに活用されるようなりました。
学生の通学バッグからファッションアイテムとなったトートバッグ
やがて、トートバッグはアメリカの大学生が大量の教科書やノートを持ち歩くために用いられるようになりました。
彼らがトートバッグを通学用に使い始めると、たちまち東海岸地区の若者たちの間で大流行し、ファッションアイテムとして女性に使われるようになりました。
日本でも1960年代に人気アイテムとなり、こうして、この形式のバッグを「トート」と呼ぶことが一般化しました。
トートは素材やデザイン、機能などさまざまなバリエーションが登場し、メンズ、レディースのファッション雑誌でコーディネートのアイテムとして評価されるようになりました。
そして、トートバッグはビジネスマンの間でも受け入れられるようなりました。
スーツにトートバッグというスタイルで、現在ではビジネスからプライベートでの普段使いまで幅広く使われ、世の中に認知されるようになったのです。
本革のトートバッグがビジネスバックとしておすすめな理由
PCが入るビジネスバッグとしてのトートバッグ
ファッションアイテムとして定着したトートバッグですが、最近ではビジネストートといわれる書類やノートPC、タブレットなどが入るビジネスバッグ仕様のトートバッグも増えています。
ビジネストートはPCバッグの機能も持つようになり、ポケットWi-fiのような通信機器の収納や保護できるものも登場しています。
トートバッグは使い勝手のよさと男女兼用のイメージがあるので、ビジネストートは通勤コーデやオフィスカジュアルを楽しみたい女性ビやジネスマンの利用者も増えています。
普段使いでよく使われるトートバッグですが、ビジネストートのようにフォーマルで少しカジュアルを意識したようなデザインなら革のトートバッグがぴったりです。
革の持つ風合いや存在感で高級感・フォーマル感も演出しやすく、ビジネスバッグとしても十分に通用します。
革といっても合皮ではなく、天然の本革であることがポイントです。
なめし仕上げされた革は湿気やカビ、汚れや型くずれなどを防ぐためにクリーニングやメンテナンスなど手間がかかりますが、手間ひまかけることで愛着がわいてきます。
素材の質感に愛着や品格を求めるなら絶対に本革がおすすめです。
古くなれば価値が上がる。プロフェッショナルで仕事のできる人を演出する革のバッグ
天然の革素材の一番の特長としては、長く使い続けられることです。
古くなればなるほど風合いが増し、価値が上がります。
価値というのはクラシック感やビンテージ感、希少価値も含まれますが、持つ人の愛着やこだわりといったお金に変えられない付加価値を感じさせてくれるのが天然の革素材の一番の魅力です。
天然の革で作られたバッグなら帆布やナイロンなどの素材と比較して確実に長持ちします。
使い込むことで生まれる革特有の風合いが存在感を増し、親から子へと使い続けることもできます。
革素材は表現力も豊富で、バッグのデザインや加工によりカジュアルなものからフォーマルなものまでさまざまな演出が可能な素材です。
革で作られたバッグや靴などはそこに置いてるだけでも存在感と品格が感じられます。
革は身に着けるだけでプロフェッショナルで仕事のできる人という雰囲気を演出してくれるおしゃれで、人を引きつける魅力的な素材です。
ビジネスバッグとして使いやすい女性に便利な革のトートバッグ
トートバッグは女性向けのビジネスバッグとしても使いやすいバッグです。
実際に就職や転職活動でも使われています。
トートバッグは取り出し口が広いので、ノートPCや書類などを取り出しやすく、いろんなものを出し入れしやすのが特徴です。
また、持ち手が長く肩にかけるスタイルなので、移動中など両手を自由に使える利点もあります。
革のトートバッグならフォーマルな雰囲気をだしやすく、ビジネス活動では書類やノートPCなどを持ち歩くのに非常に便利なツールとなるでしょう。
また女性の場合、厚手の財布や化粧ポーチなどのプライベートな小物も一緒に持ち歩くことが多く、何でも手軽に入る丈夫な革のトートバッグはありがたい存在であるといえるでしょう。
カラーも黒や紺、ベージュなどであればビジネス目的でスーツに合わせやすいですし、プライベートでも使えるのでコーディネートに困らない使い勝手のよいバッグだと思います。
A4サイズが基本、おしゃれに使いたい革のトートバッグ選び
トートバッグは汎用性が高いだけにビジネスバッグやファッションアイテムとして使い方が楽しめるバッグです。
デザインもシンプルなもの、おしゃれなもの、かわいいものなどさまざまなものが存在します。
おしゃれを楽しむ女性には必須のファッションアイテムとなっているトートバッグ。
お気に入りで、いつまでも使い続けたいなら丈夫で熱や火に強く、風合いのでる革のトートバッグがおすすめです。
トートバッグ選びのポイントとして、使い勝手のよいサイズや一番良く使うシチュエーションもイメージしながら持ち方やポケットなどのスペックもチェックしましょう。
小さめのミニトートでもA4サイズの雑誌が入る程度の大きさは確保したいですよね。
徒歩の移動が多かったり、重いものを持ち運ぶ事が多ければ斜めがけのショルダーストラップのある2Wayタイプやリュック機能のあるものもおすすめです。
また、持ち手やバッグ本体と金具の結合部分に注目しましょう。
革は丈夫でも重いものを持ち続けて壊れない事が大切です。
これらの部分は作り手のこだわりや考え方が感じられる大事なチェックポイントです。
スーツに合うビジネス向けの紺色、革の定番色キャメル、風合いのあるレンガ色
革のバッグといえば、黒やグレーのフォーマルなカラーやピンク、ワインレッドといった女性向きの色のものがよくみられます。
黒やグレーは、就活や転職活動、その他フォーマルな場面では安心感の持てるカラーでスーツに合う色合いなのでひとつは抑えておきたい色ですが地味な印象を持っています。
ビジネスバッグでは革、ビニールなど素材に関係なく紺色のような深みのあるブルー系などが主流ですが、革のトートバッグならキャメルをおすすめします。
紺や深みのあるブルー系等はどのような場面にも対応できる便利な色ですが、無難なため地味で印象に残りにくいイメージがあります。
キャメルはバッグや財布など革製品の中では人気の定番カラー。ビジネス、プライベートどちらで使っても違和感がなく、コーディネートしやすいカラーです。
もうひとつのおすすめの革のカラーはキャメルより赤みがあるレンガ色、永く使う程に風合いが増し愛着を持ちやすいカラーです。
艶のあるレンガ色の革なら紳士的で高級感もあり、フォーマルな印象を持ちながらも柔らかい印象を与えることができます。
ビジネスバッグとして使えばおしゃれでセンスの良い、仕事が出来る人の印象を与えてくれます。
ビジネスバッグで使う革のトートバッグ選びのポイント
ビジネストートに限らずビジネスバッグの要件として収納物の保全とバッグの自立がポイントとなります。
収納物の保全とは仕事で使う大事な資料や書類を、汚したり、くしゃくしゃにしたりせずに保管・保存することです。
移動中に書類が折れ曲がったり、水に濡れたりすると大事な商談に影響します。
もう一つのバッグの自立とは、床などに置いた時にバッグが倒れたり、変形しないことです。
バッグに入れている書類や資料の保全に影響しますし、客先で、床に置いた時にバッグが型崩れして倒れてしまうのはビジネスマナーとしてもふさわしくありません。
ビジネスバッグで重要なバッグの自立
革のトートバッグを選ぶ際に、バッグが自立できるかチェックしましょう。
革は丈夫で厚みがあっても柔らかさもあるので、芯材などの補強で自立が維持できるかを確認しましょう。
デザイン面でビジネストートを選ぶ際のポイントは、デザインがシンプルかつクラシックで嫌味のないことです。
しかしながら、さりげなく個性をだすことも重要。革のトートバッグなら革の持つ品格と存在感で持つ人を惹き立ててくれるでしょう。
革のトートバッグの場合、使い込む程に風合いが良くなり、革の独特の品格が漂ってくるのが魅力です。
じっくりと使い込み、定期的にメンテナンスすることで、あなただけの大切なビジネスパートナーになります。
トートバッグの形態としては、手持ちや斜めがけの肩掛けが利用できる2Wayタイプがおすすめです。
たくさんの荷物や重いものを詰めて長い時間歩いたりする場合などに疲れて持ち方を変更することができます。
またショルダーストラップの長さの調節機能の他、ストラップの幅の広いもの、肩パット付きなどチェックしましょう。
持ち手を肩に通して使う片掛けタイプの1Wayタイプのトートバッグの場合、持ち手の長さが重要になります。
冬場でコートなど厚着をした場合に腕が通らない事も想定して余裕があるか、持ち手の長さが調節できるかなどをチェックしましょう。
その他のポイントとして、荷物がたくさん入るためのマチ幅の大きさや、通勤や移動で定期券やスマートフォンなど利用頻度の高いものを素早く取り出せるポケットの有無も重要なポイントです。
バッグの厚みとなるマチ幅も10cmは確保しましょう。専門書やカタログなどの分厚い資料やサンプルが入るか確認が必要です。
ビジネスで使うなら整理して収納できる方が便利
バッグのフタの部分ですがトートバッグはファスナーやボタンなどがない開口部がオープンなものも少なくありません。
オープンなものは出し入れを考えると便利ですが、通勤や通学の電車や人が密集するような所では開口部を閉じる事ができるバッグは盗難防止といったセキュリティ対策につながります。
サイズは書類や書籍などを折り曲げずに収納できるA4サイズより大きめのものが基本。
ノートPCでは自分が使うサイズを確認してバッグに入るサイズを確認しましょう。
A4サイズベースで考えると13インチのノートPCやタブレットが主流になりますが、PC作業がメインの人なら15インチのノートPC向けでも良いかと思います。
バッグ内部は整理しやすく、適度に仕切りなどで区切られていることもポイントです。
仕切りのないものはラフな感じで大きい荷物を詰め込めますが、荷物が少なく、小さい場合は整理した状態で詰め込むことが難しくなります。
仕切りなどがないトートバッグを使うならポーチなど小物専用のインナーバッグなどを利用する方法もあります。
その他、ポケットなどはマウスやUSBメモリ、充電器などのパソコンの周辺機器は小さいものが多いのでそれぞれのポケットの横幅や底の深さもチェックポイントです。
理想は普段使い。ビジネスにも使える革のトートバッグ
最近では普段使いでもビジネスでもどちらにでも使えるバッグが理想となっています。
またノートPCやタブレットを持ち歩く機会も増え、PCバッグもデザインが良いものが好まれるようになりました。
moeの革は日本一の生産量を誇る姫路の革を使っています。
しっとりした感触の手触りのよい革は丈夫で軽量化されたクロムなめしと、エイジングといわれる風合いの変化に特長があるヌメ革で知られるタンニンなめしを組み合わせた特殊な革を使用しています。
moeの革のトートバッグはバッグ本体にクッション材を埋め込み、バッグの落下時などの衝撃吸収を強化しています。
加えて専用の革のPCケースも装備。取り外し式でそのまま持ち歩くことも可能です。
PCケースはマチの中央部に取り付けるので仕切りの役割を持ち、収納物を整理して入れることができます。
PCケースを外すと一つの収納スペースとなるため大きな荷物も収納が可能。
内側のポケットは小物用に底の浅いポケットを設置。ポケットの収納物を確認しやすくしております。
またバッグの内側にボタンなどの金具を使っていないことにも注目。
ノートPCやタブレットなど表面に光沢があり、磨きあげられているものが多く傷つきやすいと思います。
そのため出し入れするバッグの内側の金具を排除して接触して傷をつけないように工夫を凝らしています。
革のカラーもキャメル、レンガ色に加えてバーミリオンを用意。
バーミリオンはピンクや赤に近い朱色の革。ファッション性があり、コーディネートが楽しめるかわいい、鮮やかなカラーで明るく柔らかさがあるおしゃれなカラーです。
革のバッグにこだわる人は仕事だけなくライフスタイルにもこだわりを持つ人、ノートPCをはじめ身の回りのものにもこだわりを持つ人。
そのような人に身近で大事に使ってもらえるのが革のトートバッグです。