姫路の革の町の秋祭り2016

革の町、高木の秋の祭り2016

秋の播州は祭り一色。10月になると各地で祭りが行われます。姫路の人は祭りが大好きでお盆や正月に姫路に帰ってこない人でも祭りには必ず参加する人もたくさんいます。各地域で日程が異なり、それぞれに特色があるので1ヶ月かけてお祭りを堪能してみるのも面白いですね。

革の町、高木のお祭りは2016年10月8日、9日の2日間。朝から太鼓の音が鳴り響き、「やっさ」と呼ばれる祭り屋台が町中を練り歩きます。太鼓の音と共にやっさが家の前を通るとやはり嬉しいもの。やっさは太鼓に合わせた掛け声と共にゆったりと練り歩きながら高乃木神社に宮入りしました。

革の神様をお祀りする高乃木神社

高乃木神社本殿

高乃木神社に祀られているのは皮革の神様といわれている聖(ひじり)の神、菅原道真公、須佐ノ男神(すさのおのかみ)の神様が祀られている珍しい神社です。

特に聖の神は、高木の地に伝統の革の白鞣し(しろなめし)を伝え広めた高木の革の祖とされています。このような皮の神様をお祀りしている神社は他になく国内でただ一つしかないということで姫路の高木という町が日本の皮革産業の発祥の地であることを証明しています。

最近は高木の町の革の製造工程を見学に来る観光客も多いようです。日本で唯一の皮革の神社、高乃木神社も訪れてみては如何でしょうか。

◆高乃木神社
〒671-0256 兵庫県姫路市花田町高木
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