おかげさまでオープン3周年となりました。
今年はブランディングを意識したInstagramを中心としたSNSの運用に取り組みました。
1月下旬から本格的に運用し始め、試行錯誤を繰り返しながら昨年の売上をクリア。
運営体制の見直しも進め、来年も姫路の革を使ったPCが入るバッグをつくっていきたいと思います。
革のバッグの商材写真をフル活用したSNS対応
きっかけは、1月にリリースしたクラッチバッグ「snazzy」とショルダーバッグ「coltish」の販促活動で取材させていただいた大滝さんへのインタビューでした。
多くの企業のブランディングに携わってこられた大滝さんのお話から、ブランディングの重要性や継続した取り組みの大切さをあらためて認識しました。
その中でWEBメディア、SNSの活用や販促活動の事例に関するお話がすごく勉強になりました。
革のバッグと相性が良い?Instagram
SNSといっても、LINEやTwitter、Facebook、Instagramなどいろいろあり、それぞれで年齢構成、男女比率など利用者の属性も異なっています。
Instagramは最近のSNSの中でも勢いがあり、女性ユーザーが多いので革のバッグは相性が良いと思いました。
また、30〜40代が中心のFacebookもmoeがターゲットとする年齢層に一致します。
広告管理の面でもFacebookのビジネスマネージャーからInstagram広告が管理できるのが好都合でした。
手間ひまかけてじっくり取り組むブランディング活動
Instagramでは革のバッグだけでなく、ファッションブランドも参考にmoeのバッグの写真をUPしていきました。
単に画像だけでなく、キャッチコピーやメッセージ、タグなども考えて投稿します。
そして、反応の良いものをFaceBookと連動してイメージ広告を出稿し、ターゲットにアピールするようにしました。
Instagram開始直後から予想以上に反応がよく、フォロワーも増え、moeのサイトへのアクセスも向上。
また、ECサイトの修正や革やバッグのコンテツ配信、Google広告の見直しも行いました。
12月3日の時点でフォロワー数も1,000を超え、サイトへのアクセスや売上けも昨年と比べて大幅に向上しました。
問い合わせも増え、「あのバッグですね!」「いい感じの革のバッグですね」というようなコメントをいただき、少しずつ認知されている実感も持てました。
お金がないので手間ひまかけます!新しいバッグも作ります!
この一年で実感したのは、手間ひまかけてじっくり取り組むことの大切さです。
moeはホームページやシステムを開発するStoryboardが運営しています。
これまで多くのホームページ制作や運営に携わりましたが、ビジネスで成果につながらない場合が少なくありません。
ホームページは、「導入した直後から一定の利益や効果を獲得できる」という認識が原因の一つです。
制作予算も低く、広告などの販促活動の予算や運用の体制やコストが考慮されていないので結果的に放置されてしまいます。
販促や運営に取り組んでも投入した予算や労力に対し、数ヶ月で成果を上げるのは難しく、2〜3ヶ月でやめてしまう場合もあります。
制作する際に運営や販売促進についてご提案を行うのですが外部に委託する余裕がなく、自社スタッフの片手間な対応に終始してしまうパターンが多いようです。
ホームページでもお金と労力、そして持続性が求められます。
moeの場合、最低でも2〜3年はじっくり取り組んでいく方針で運営しています。
オープンのスタートダッシュで集中的に広告費を投入し、持続させる予算がないというのもありますが、中小企業のホームページ運営の事例研究としてじっくり取り組むことにしました。
ホームページの運営に関してStoryboardとしての経験はありますが、商売として直接手がけるのはとても大変です。
バッグ事業はmoeとして成功するのはもちろんですが、Storyboardとしてマーケティングやサイト運営のノウハウ蓄積も目的としています。
中小企業の場合、広告やコンテンツ制作など月々のランニングコストをかけにくい場合が多いですが、お金がないならその分手間ひまをかけないといけません。
moeは小規模事業者です。お金がないといっても、毎月取り決めた最低限の広告費や販促費は投入し、ブランディング活動などを行っています。
また、新作バッグの開発や革素材の研究にも取り組んでいます。
4年目に入ったmoe。新作バッグの開発も進んでいます。これからもmoeをよろしくお願いします。